無理に家賃よりローンを上げるべきではない理由
家を建てる誰もが、たくさんのご要望をお持ちだと思いますが、
家はただ単に要望から出来上がるものではなく、
環境(敷地条件)に合わせてつくるものだし、
また、予算を守りながら建てることが、何より大切なことです。
おはようございます。
シンプルノート彦根スタジオです。
それゆえ、弊社では、必ず予算を決めてから家づくりを
スタートしていただくようにしているのですが、
あなたはご自身の予算についてどのようにお考えでしょうか?
✔家賃プラス2〜3万円が当たり前ってホント?
○万円前後の家賃が多い○○では、
今の家賃に2〜3万円プラスした○○万円ぐらいの返済金額で
家づくりをしている方が多いとか、
それぐらいの返済金額で家づくりをするのが当たり前だと
住宅会社から言われました、という話をよくお聞きします。
多くのご家庭が共働きであることから、
もちろん、その返済金額は今はそれほど無理がないかもしれません。
しかし、家づくりをする上で、理解しておかないといけないことは、
収入が約束されたわけじゃないのに、返済だけは長期間約束されてしまうこと、
そして背負う借金が多額であるいうこと、です。
また、社会保険や物価は問答無用で上がっていっているにもかかわらず
これからは老後資金も今のうちからコツコツと準備していかないといけない為、
自由に使える可処分所得がどんどん減っていきます。
それゆえ、お金に困ることなく、ずっと豊かに暮らし続けていただくためにも、
今の状況だけじゃなく老後のことまで考えた上で、
家づくりの予算設定を行っているというわけです。
✔家づくりの負担を上げるべきではない!
もし、あなたの家賃が○万円だとしたら、
あなたは○万円の範囲内で住宅ローンの返済額を設定すべきです。
そして、その返済設定から逆算して出た予算内で、
家づくりを行うようにすべきです。
そして、家に回そうとしていたお金を
全て将来のことを見据えて貯蓄していくようにすべきです。
例えば、iDeCoという個人型確定拠出年金や、
つみたてNISAという制度をあなたはご存知でしょうか?
iDeCoは、年金なので、60歳を過ぎるまで掛けたお金を引出すことが出来ないのですが、掛けたお金が毎月所得控除になるというメリットと、
掛金の運用を自分で選択することが出来るのですが、運用によって増えてお金に、通常約20%かかる税金が掛からないというメリットがあります。
また、受取り時にも税制優遇を受けることが出来ます。
そして、つみたてNISAは、毎年40万円以内であれば、
20年に渡って積み立てたお金が増えたとしても、
通常約20%かかる税金がかからないというメリットがあります。
それゆえ、こういった制度をご理解いただき、
生命保険や定期預金などと併用して利用していただくことで、
不透明な将来に備えていっていただきたいと考えています。
例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとしたら、
ご主人には、iDeCoとつみたてNISAに毎月1万円加入していただき、
奥さんにも、iDeCoとつみたてNISAに毎月5,000円加入して頂いたとします。
となると、収入にもよりますが、iDeCoに加入することで、
ご主人は年間で12万円所得控除が増えることになり、
もし所得税の税率が5%だとしたら、
年間6,000円所得税を安くすることが出来ます。
また、10%かかる住民税を、年間12,000円安くすることが出来ます。
そして、住民税が安くなれば、保育料もそれに連動して安くなりますよね?
奥さんも、年間で6万円の所得控除が増えるようになるので、
同じように所得税率が5%だとたら、年間3,000円所得税が安くなり、
年間6,000円住民税が安くなることになります。
簡易的ではありますが、
もしこれを30年間ずっと続けることが出来たとしたら、
(6,000+12,000+3,000+6,000円)×30年=81万円も、
節税をすることが出来る、というわけですね。
運用益については、個人差があるので、ここでは言及しませんが、
それでも、増えた分に対して税金がかからないわけなので、
リスクを必要以上に恐れてネガティブに考えるのではなく、
iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ、
ぜひぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います。
ということで、家づくりをする時は、今のことだけを考えるのではなく、
将来のことも同時に考えた上で、予算設定をしていただき、
その予算内で将来のことまで考えた家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、
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