たとえリビングダイニングキッチンと言えど、 やみくもに広くしない方がいい理由

リビングダイニングキッチンは、

窮屈にならないように出来るだけ広くしたい…

開放的で明るい場所にしたい…

誰しもが、このようにお考えではないでしょうか?

もちろん、私も自分の家を建てる時にはこのように考え、

出来る限りリビングダイニングキッチンを広くつくりました。

 

ですが、長きに渡り家づくりをしている経験と、

約○年間、自分の家で暮らしてみて至った結論は、

“リビングダイニングキッチンにも適度な広さがある”

ということです。

 

 

こんにちは。

シンプルノート彦根スタジオです。

 

 

とにかく、出来る限り広くつくった

我が家のリビングダイニングキッチンですが、

この空間がいつも一体どのような状況になっているのか?

と言うと…

 

 常にモノにあふれている 

 

状態です…

片付けど片付けど、3日もすれば元に戻っているって感じですね(泣)

いつもみんなが集うリビング周りにいろんなモノが集中するのはもちろん、

ダイニングテーブルとソファーの間に出来た余分な空間に、

子供たちが学校や塾のモノ、

そして制服やパジャマ、普段着などを、

そのまま置きっぱなしにするからです。

 

まっ、明日使うと分かっているものや、

いつも使うものを、

わざわざ2階まで持ち運びするのってめちゃくちゃ面倒なので、

仕方ないといえば仕方ないんですけどね…

 床面積が増えるとモノを置ける場所も増える・・・

 

リビングダイニングを広くした場合、

それに連動して広がるのは、

ダイニングとリビングの間のスペースなのですが、

ここに余白をつくりつつ、2階に子供部屋をつくってしまうと、

リビングダイニングはたくさんのモノで溢れ、

雑然とした生活感満載の場所になってしまいます。

 

そして、片付いてないことで、掃除がしにくくなり、

またホコリも溜まりやすくもなってしまうため、

カビやダニも発生しやすくなり、

アレルギーなどの原因をつくりだしてしまうことになります。

 

 広げた分だけ家のコストも高くなる

 

また、家の面積を広げると、

それに連動して家のコストも高くなってしまいます。

LDKを2帖広げようとすれば、

それだけで家の価格は60万円高くなってしまうし、

LDKを4帖広げようとすれば、

それだけで家の価格は120万円高くなってしまうという感じに。

それゆえ、コスト面で考えてみても、

たとえリビングダイニングキッチンであろうとも、

必要以上に部屋を広げ過ぎないようにすべきであるということが言えます。

わざわざお金を掛けて、

余計に散らかりやすい家にしてしまっている…

といっても過言ではないわけですからね。

 

 スッキリリビングを維持しやすい工夫

 

リビングダイニングを無駄に広くしても、

それが散らかる原因となってしまうのだとしたら、

リビングダイニングの広さを適度な広さにし、

当たり前のように2階につくろうとする子供部屋を、

1階につくってみるというのはどうでしょうか?

 

子供部屋を1階につくれば、

自分たちの荷物を自分の部屋に持って行ってもらいやすいし、

自分たちの部屋を使ってくれやすくなるため、

リビングダイニングを、いつもスッキリしたままで保ちやすくなるのではないでしょうか?

 

仮に、あなたがダイニングには、

4人掛けのテーブルを置き、

そこで家族みんなで食事をし、

3人掛けのソファーをリビングに置きたい…

そうお考えであれば、

リビングダイニングキッチンの広さは16帖もあれば充分です。

 

コスト的に充分なゆとりがない場合、

それ以上広くつくる必要はありません。

広げればその分、コストが上がるだけじゃなく、

散らかりやすい家になってしまうだけですからね。

 

ということで、出来るだけ広くしたいという

気持ちも分かりますが、

それよりも、いかに使いやすく住みやすいのかという点に焦点を当てて家づくりをしていただければと思います。

 

 

それでは…

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